パソコンから異音・異常な熱がする場合は、物理障害の疑いがあります

パソコンの中では、いろいろな部品が動作しています。そのため完全に無音で動くパソコンは殆どありません。（CPU大型ヒートシンク/ACアダプタ電源/SSD構成などは別ですが・・）どのようなパソコンでもどこかに音は発生します。 いろいろある中でも正常に動作しているパソコンでは大きく分けると3つあります。①硬いものをひっかくような「カリカリ」という音。これはハードディスクに情報を記録したり読み出している音です。②「フー」「フォーン」という低い音。これはパソコン内部の熱を逃すためにファンが回転する音です。CPUを冷やすCPUファンと電源部を冷やす電源ユニットファン、PC本体の排熱に使用するシステムファンの3つがあります。③CDやDVD、Blu-rayディスクを入れると、すぐさま低くうなるような「ブーン」という音が聞こえます。これはディスクが回転している音です。

パソコンは数年間使用し続けると、パソコン内部に埃が溜まってしまい、ファンの音が大きくなったり、パソコン本体や、排出されている空気が異常に熱くなったりする症状など様々な不具合が現れます。パソコンは本体を冷やす為に、空気を吸ってはく機器のため、埃の詰まりが原因で排熱がうまくいかない場合、異常に高温になり、様々な箇所が故障してしまいます。 こういった症状の解決策として、パソコンを分解し、ファンやヒートシンク等の冷却部品に付いている埃を掃除することで解決する場合がほとんどとなります。ファンから機械的な異音が発生している場合はファン故障を疑います。ファンが回る軸が摩耗により異音を発している事も中にはあります。中には耳を塞ぎたくなるような大きく耳障りな音も出すため、その場合は判断により交換作業をおこなっております。

パソコンからカッコンカッコン、カツンカツンと音がする場合や、ガラガラガラと音がしたりしてWindowsが起動出来ない場合は、ハードディスクから異常をきたしていると考えられます。ハードディスクから異音が出ている場合、正常ではありませんのでパソコンの修理が必要となります。 修理の中でも割合は非常に多く、故障したハードディスクをまず交換し、正常なハードディスクへ交換→OSインストール作業→アップデートや最適化作業・各種セキュリティ更新をおこない、必要であればバックアップしていた個人データをお戻しし、このケースでは完了となります。※ほとんどの場合異音が発生している時点で物理故障となりますのでデータの復旧率は非常に低くなっています。